会社員をやめてフリーランスPMOとして独立した理由

事業会社の社内SEとして10年以上勤めてきましたが、2024年7月に独立し、フリーのPMOとして活動しています。
今回は、なぜ会社員をやめて独立したか、独立可能かどうかどのように判断しかたを紹介いたします。

目次

なぜ会社員をやめて独立したか

会社内の異動でもなく、転職でもなく、独立を選択した理由は、一言で言うと「自分で人生をコントロールできるようになるため」です。

1.自分で人生をコントロールすることができない

異動や転勤だけでなく、仕事内容は会社の経営状況に応じて、自分の意志とは関係なく与えられ、自身が得たいと考える経験や知見を築くことができず、キャリアを築くことが難しいと感じていた。
(IT系の企画や上流工程がやりたくても、会社の状況で開発実務をしなければいけないこともあった)

2.IT要員は柔軟に要員調整できるべき

IT化やDXに備え正社員をたくさん雇用する企業も多いと思いますが、経営状態によってはそもそもプロジェクト自体を中止せざるを得ない状況や、他プロジェクトの方が優先度高く、プロジェクトがいきなり止められることもあると思います。
そういった中で、企業の経営状況に合わせてIT要員は柔軟に増減させられるべきと考えていました。
また、個人としても正社員だとプロジェクトが止まると、得られる経験が減るので、それは項番1の内容と関連しますが、自分でキャリアをコントロールすることができない状態を意味するので、会社に飼い殺しになる危機感を感じていました。

3.社会の役に立つ、楽しくて成果が出せる仕事をしたい

会社という組織で働いていると、外的要因・内的要因さまざまな理由で、誰のための仕事なんだろうと思うような、楽しくもなく、社会の役に立たない仕事をしなければならない時があると思いますが、個人的にはどうしても自分の価値観との折り合いを付けることができませんでした。

独立可能かはどうやって判断したか

詳細は下記記載の通りですが、フリーランスPMOの実態を聞くことができていたことと、転職活動やこれまでの業務において、自身の経験や知見が市場価値があるということを、実感していたためです。

1.身近にフリーランスPMOをやっている人がいたこと

これまで所属していた企業で一緒に働いていた人で、フリーのPMOとして活動している人がいたので、その方に現状を聞いたり、アドバイスを頂くことができていたので、現実的な検討ができていたと思います。

2.これまで利用してきた外部委託(コンサルなど)の働きぶりを見ていたこと

これまでの仕事で、コンサルや外部からの業務委託の方にお願いする場面もありましたが、正直どの方も事業会社のITプロジェクトを推進する能力としては不十分だと感じていました。
そのような状況下であれば、私の能力は独立しても十分通用すると考えていたためです。
※どのコンサルもですが、長時間働いてくれて頑張ってるアピールはしてくれますが、彼らは仕事を獲得することが目的なのでどこか的外れで、取り組みの本質を考えることができないため、自分で動くことができない方ばかりでした。

3.これまで何度転職しても、すぐに転職先が決まっていたこと (=需要が高い)

これまで3度転職して、4度目もほぼ決まりかけの状態で個人事業主になったように、IT系の人材はどこも欲しがっていることは肌で感じていました。(大体一か月以内には複数社の内定頂けていました)
なので、独立しても仕事はあるだろうと思っていましたし、フリーでの活動が万が一上手く行かなくても、正社員に戻ることも十分可能と考えていますので、独立のリスクは低いと考えていたためです。

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